アスファルトvsコンクリート 駐車場の舗装素材のおすすめは?
外構工事や駐車場工事、お庭のリフォームなどを考えている方に、知っておいていただきたい大切なことを発信。土木のプロならではの目線で解説していきます。
駐車場の舗装素材にはコンクリート、アスファルト、砂利などがあります。
特にコンクリートとアスファルトは駐車場に使用される素材の代表格ですが、お客様から「どこがどう違うの?」とご質問されることがよくあります。日常的に良く目にする素材ですが、意外に違いや特徴を知らないという方が多いようです。
ここではコンクリートとアスファルトの費用や特徴、施工方法などをご紹介。それぞれのメリットやデメリットがわかるように、違いを徹底比してみました。
後悔しない駐車場の舗装素材選びの参考にぜひお役立てください。
コンクリート
一般住宅の駐車場での使用率が圧倒的に高いコンクリート。丈夫でメンテナンスの手間がかからないというのが一番のメリットです。経年劣化でひび割れが出来ないように目地というラインを入れるのが一般的。
そのまま敷き詰めるだけではのっぺりとした印象になりがちですが、目地のライン部分に砂利や植栽を入れることでアクセントつけることができます。そのほか、型紙や型押しで色や模様をつける仕上げや、コンクリートのタイルを敷き詰めていくインターロッキングなどがあります。
アスファルト
一般住宅の駐車場よりも、面積の広い駐車場や道路に使用されることの多いアスファルト。短時間で仕上がり、料金が安いのが一番のメリットです。日本の道路は9割以上がアスファルトです。これは冷えたら固まる性質ため、施工後すぐに道路として使用できるようになるため。
アスファルトには、騒音が少ない、走行快適性があるという特徴もあります。
機能の高い透水性舗装は、雨水を透過し地中に流す機能のあるアスファルトを使用したものです。水たまりができず、夏場の表面温度も低くなります。
コンクリートとアスファルトを徹底比較 〜特徴と違い〜
コンクリートアスファルトの違いを表にして、わかりやすく比べてみました。
結局どっちが駐車場におすすめなの?
一般住宅にはコンクリートがおすすめです。初期費用はアスファルトの方が安いですが、メンテナンス費用や手間を考えると丈夫なコンクリートが有利。
ただし、駐車場経営を行う場合はアスファルとがおすすめ。土地が広ければ広い分だけアスファルトの方が施工料が安くなるため、メンテナンス料を考えてもアスファルトがお得。
コンクリートのデメリットで気になるのが排水性の悪さですが、最近では透水性のある新しいタイプのコンクリートも登場しています。また、コンクリートとアスファルト以外にも砂利やレンガ、土、芝生など様々な素材や施工方があります。
駐車場面積や予算、目的によって、ベストな素材が変わってきますので、素材選びに迷ったらまずは一度外構専門の業者へご相談ください。